アルパインクラブNPOさいたま

当会はアルパイン系の登山を中心とする山岳会です。

〒364-0033 埼玉県北本市本町7-161

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2015年 山行記録

【沢人】湯檜曽川:東黒沢、宝川:ウツボギ沢

【場所】
湯檜曽川:東黒沢、宝川:ウツボギ沢
【日程】
2025年8月9日-10日(1泊2日)
【メンバー】
上野、真、藤田、増山、横田、田中、鍋倉、井上
【行程】
* 1日目(晴れ時々曇り)
* 6:30 北本駅を出発
* 9:20 土合橋駐車場に到着、準備
* 9:30 東黒沢入渓
* 10:10 ハナゲの滝
* 13:30 丸山乗越
* 14:50 広河原に到着、宿泊
* 2日目(雨)
* 7:00 広河原を出発
* 8:20 朝日岳登山口
* 9:20 宝川温泉到着
* 15:00 北本駅に帰着
【山行の様子】
記録的な猛暑の中、涼を求めて東黒沢へ。2日目の天候悪化を予測し、雨の場合は宝川へ下山するプランで臨みました。結果から言うと、本当に素晴らしい沢登りでした!企画してくださった上野さん、最高のリーダーシップを発揮してくれた真さん、ありがとうございました!
東黒沢は流れが穏やかで、初心者でも安心して楽しめる沢です。特に美しいナメが続き、気持ちよく遡行できました。お盆シーズンということもあり、ハナゲの滝まではキャニオニングの団体で賑わっていましたが、滝を越えると静かな沢歩きを満喫。丸山乗越周辺は道が不鮮明で、下りも滑りやすいので注意が必要です。
ウツボギ沢を下り、広々とした広河原でキャンプをすることに。すでに1組がタープを張っていましたが、焚き火をするには最高のロケーションです。焚き火を囲んでのバーベキューでは、残念ながらイワナは釣れませんでしたが、ブッチャーさんが厳選してくれた絶品のお肉に一同大満足。他にも魚や野菜を焼き、飲み、歌い、沢登りの醍醐味を存分に味わいました。
翌朝2時頃から雨が降り始め、6時の起床と同時に下山を決定。宝川温泉へ向かいました。雨の下山道は、特にフェルト靴では非常に滑りやすく、慎重に下る必要がありました。
無事に宝川温泉に到着したものの、バス停が見当たらないというハプニングが発生。9時40分発のバスを待つも、結局バス停は発見できず…。タクシーも呼べない状況で途方に暮れていると、なんと横田さんのご友人が迎えに来てくれるという奇跡が!本当に感謝しかありません。おかげで土合橋駐車場まで無事に戻ることができました。
【反省点】
雨天時の下山判断は適切でしたが、下山口からの交通手段の確認が甘かったと反省しています。特に地方では、ネット情報だけを鵜呑みにせず、タクシーが手配できない可能性も考慮した計画を立てる必要があります。今回は横田さんのご友人という奇跡的な助けがありましたが、今後は非常時の交通手段までしっかりと調べておくことが課題です。(投稿:井上さん)

2025年8月3日 会山行 白毛門沢 沢登り

▪️メンバー
鈴木、重富、岩澤、内田、増山、金子、会外1名

▪️時間
7:50 入渓
12:50 白毛門山頂
13:20 下山開始
15:20 下山完了

当初は一泊二日で湯檜曽川本谷を遡行する予定だったが、台風や雪渓の影響を考慮し日帰りで白毛門沢を遡行することとなった

天気は申し分なかったが朝から陽射しが強く、沢で水をかぶりクールダウンしながらの遡行となった

沢はひらけた渓相で岩のフリクションもよく効くが、ナメ滝ではときおり茶色のヌメリが出てくるため注意しながら登った

詰めは沢型を忠実に詰めていき白毛門の山頂直下にドンピシャで飛び出した
時間も場所も計画通りであった

下山は標高差1000mをいいペースで下りたが、とても暑く、登山口に着くなりみんな沢に飛び込み身体を冷やした
夏はこうやってみんなが童心に帰れる沢登りが楽しいと改めて思った

山頂から見えた一ノ倉沢やマチガ沢は雪渓がまだまだ残っており、去年の雪の多さを物語っていた
今年の秋にはマチガ沢〜東南稜を登ってみたい(投稿者/鈴木さん)

会山行・剣岳岩登り合宿の報告

7月18日〜21日の4日間、剣岳東面に岩登りに出かけた。メンバーは11人。18日に剣沢テント場まで入山、19日に10人が平蔵谷を登り、剣岳南壁A1と A2を登った。3人、3人、2人、2人のチームに分け、各リッジを2パーティーずつ登った。脆い岩もあり、ルートファインディングに苦労するところもあったが、概ね順調に登攀でき、剣岳山頂に立つことができた。1パーティーだけザイル操作の不慣れもあり3時間ほど遅れての山頂到着となった。
20日は、前日の疲れもあり、源次郎尾根や八ツ峰6峰に行くことをやめ、テント場近くで雪上訓練を行った。滑落停止、グリセード、スタンディングアックスビレイ、スノーボラードでの懸垂下降を行い、午後はテント場近くで宴会となった。グリセード練習は初めての人も多く、技術の伝承として意味ある機会となったと思う。
最終日の21日は、7時にテント場を出て、10時過ぎ室堂着。楽しかった剣岳合宿を無事終えることができた。剣岳合宿は、これから毎年計画されることになるだろうと思う。何しろ剣は雪と岩の殿堂なのだから。いろいろとルートを変えながら剣岳合宿を続けていきたいですね。(投稿者:上野司さん)

2025年7月13日 例会山行③西丹沢 沢登り

▪️メンバー
・小川谷廊下
リーダー 鈴村 他5名
・西沢下棚沢
リーダー 上野司 他5名
・モロクボ沢
リーダー 鈴木 他4名

▪️時間 ※モロクボ沢班
10:15 入渓
13:45 稜線登山道
16:00 下山完了

例会山行の第三弾として西丹沢で沢登りを実施した
前回同様多数の方が集まり、久しぶりの方の参加もあり活気のある山行だった

モロクボ沢は白い沢床に澄んだ水が流れるとてもキレイな沢だ
前半の大滝を明瞭な巻き道で巻いたあとは登れる滝が連続し各々楽しみながら進んだ
規模の割に水量が多く、滝壺や淵がとても美しい

後半は滝は少ないが、木漏れ日に苔が映える河原の中を癒されながら進んでいった

最後の詰めは少し急登だったが問題になるところはなく、ほどなくして畦ヶ丸直下の登山道に飛び出た
登山道の終盤では下棚沢のF1/45m大滝も見物し、満足する遡行であった

下山後に聞いた話では、下棚沢は割と巻きがありガレていたので大変だったとのこと
小川谷廊下は猛者揃いのパーティだったのでロープワークを駆使しながら楽しく登れたようだった

これから沢登りが1番楽しいシーズンなので、会山行や連盟の活動などでみんなで沢を楽しんでいきたい(投稿者/鈴木さん)

2025.06.01【例会山行②】三つ峠

例会山行
日時:6月1日
場所:三つ峠
参加者:20名

今年度2回目の例会山行は三つ峠でした。参加人数が多く初心者の方もいたので、事前に下見をしトップロープを張る場所など確認をしてきました。
三つ峠はゲレンデまで片道1時間程山道を歩きますが、標高を上げる分見晴らしが良く晴れていれば富士山が、きれいに見えます。

当日は私と数名が先発隊として少し早めに到着し、右フェイスにトップロープを張りました。初心者の方は、そこでクライミングやビレイの練習をしてもらいました。
他の参加者は中央、左フェイスや
東面フェイスなど各自好きなルートを登りました。
リーダーの私が集合時間に間に合わず、ご迷惑をおかけしましたが参加者全員、怪我もなく無事に例会を終えることができました。

投稿/金子宏美さん

2025年6月8日 一ノ倉南陵クライミング

▪️メンバー
重富(L)、小林、井上、金子、鈴木

▪️時間
3:30 一ノ倉沢出合発
5:00 南稜テラス
5:30 2パーティで登攀開始(重富・小林・井上、金子・鈴木)
8:30 南稜終了点 懸垂下降開始
12:00 南稜テラス
15:00 一ノ倉沢出合着

重富さんの呼びかけで一ノ倉南稜にチャレンジする機会ができた
昨年は南稜の混雑により中央稜にルート変更したので念願の南稜だ

前回は秋で雪渓が消えておりアプローチが大変だったが、今回は雪渓がしっかり残っており、テールリッジまで容易にアクセスできた

中央稜取付き〜南稜テラスまでのトラバースも特に悪いところはなくスムーズに進んだ

テラスには前日から泊まっている2人組がいたが、彼らは変形チムニーを登るため南稜の登攀は我々が一番乗りだった
あとから続々と他パーティーも到着し、最終的に14人以上が南稜に取り付いていたようだ
早く出発することがいかに大事かを改めて実感した

南稜の登攀7Pは両パーティーともスムーズに終えることができた
天気も良く、素晴らしい高度感と景色のなかクライミングを楽しんだ
核心の最終ピッチも岩が乾いておりそこまで難しくはなかったようである

懸垂下降時には鈴木がルーファイミスをしてタイムロスをしてしまった
懸垂下降時には冷静にルートを見定めないといけないと痛感した

今回、井上さんと金子さんと鈴木は、一ノ倉沢出合に前夜からテント泊して未明出発に備えた
次回以降もこの作戦で岩場に早く取り付くようにしたい
次は中央カンテルートを登ってみたいと思う(投稿者:鈴木さん)

2025年5月11日 例会学習会① 読図訓練、総会、山行報告会


▪️メンバー
会員16名

▪️スケジュール
午前 日和田山にて読図訓練
午後 北本クラブハウスにて総会、山行報告会

25年度例会の第一弾は日和田山での読図訓練も同日に実施した

読図訓練は山域に設定した6つのチェックポイントを、地形図とコンパスだけで回るフォトロゲイニング形式で行った

これは藤田さんのアドバイスだったが、楽しみながら読図を学ぶことができとてもいいアイデアだと思ったし、参加者の皆さんからもとても好評だった

総会では、今年度からの組織編成や年間の山行計画を全体共有した
その後は、上野はるかさんの昨年の山行を報告してもらった

厳冬期北アルプス継続登攀や利尻島のアルパインルートなど、とてもレベルの高い山行の話だったが、みんな真剣に聞き入っており刺激にもなったと感じる

夕方からは懇親会となり、お酒を飲みながらそれぞれの行きたい山やルートについて語り合い、楽しいひとときを過ごすことができた

(投稿/鈴木さん)

2025年4月19日 例会山行① 丹沢 沢登り集中

 

▪️メンバー
・源次郎沢
リーダー 鈴木 他7名
・セドノ沢左俣
リーダー 上野司 他3名
・水無川本谷
リーダー 上野はるか 他4名

▪️時間 ※源次郎沢班
9:40 3班に分かれて戸沢出合を出発
14:30 花立山荘 下山開始
16:00 戸沢出合にて集合

25年度例会山行の第一弾として丹沢で沢登り集中を実施した
目標としていた15人以上の参加者が集まりとても嬉しかった

源次郎沢の遡行は初めてだったが、明るくて登れる滝が多く楽しかった

初心者の方もいたため滝の登攀ではロープを出し、後続にはアッセンダーで登ってもらった

少し難しい滝も問題なく登ってきたため人数の割にはスムーズな遡行ができたと思う

ラストの登攀者はアッセンダーでなく支点ビレイで確保するが、井上さんから、カラビナにムンターヒッチの方が早いと教えてもらいひとつ勉強になった

戸沢出合には3パーティがほぼ同じ時間に集合することができた
全員がケガもなく無事に下山することができ、みんなそれぞれ楽しめたようでよかった

今年度から例会山行をしっかりやるということで年間の計画も立てて周知してきたので、無事に成功に終わったことでとてもホッとした
次回以降の例会山行や例会学習会も、たくさんの会員の方に参加してもらえる魅力のあるものにしていきたい(投稿/鈴木さん)

2017年7月30日 西丹沢 マスキ嵐沢

メンバー:園部、加藤、前田、吉住  記録:吉住

行動記録: 駐車場(8:15)→ マスキ嵐沢標識(9:50)→ 箒沢権現山(13:05)→ 駐車場(14:45)

天候:曇り~小雨

 

天候が芳しくなく、予定を変更してマスキ嵐沢へ。
出発時曇りだったが、お昼より雨。

前日関東全域雨だったにもかかわらず、丹沢はあまり降らなかった為か、水量は少なかった。沢入門編として丁度いい感じのコースだったと。

権現山頂到着頃より小雨。下山時に尾根を少しそれた為、登り返しやトラバースをして下山した。

 

2014年4月3日 ヤカイ沢滑降

 

メンバー:上野、岡田、泉、はるか    記録:はるか

谷川岳の西ゼン沢を山スキーで滑走しようと平標へ登る。
ヤカイ沢の下のほうは土が見えているところやデブリもあり、ルートどりが少し難しかった。

7:00 元橋の駐車場を出発

岩魚沢林道を10分くらい歩き、コンクリートロードが終わったところでスキーをつける。

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ヤカイ沢を中心に広がる大きな谷を歩く。はじめはゆったりとした登りだ。

image (3) image (4)

ヤカイ沢の右手に大きなデブリがあり、それを避けて進む。
平標山と平標山の家をつなぐ稜線を目指す。

image (5) image (6)

 

11:45山頂に到着
稜線から山頂まではものすごい風と雨。
みんな物を飛ばさないように気を付けながらスキーにシールを貼る。

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早々と写真を撮って滑り出す。
コンパスの指針が南を指していることを意識し、来た道をもどった。

視界がきかないので4人が一丸となってすすむ。
行きに稜線に出た地点にもどり、そこからは西へ滑る。
あとはどうすべっても高度を下げればヤカイ沢出会い付近にもどれるので、ここでようやく思いっき滑走した。

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だんだんと風雨が弱まってきたので休憩してお昼を食べる。
ヤカイ沢の谷に入ってからは樹林の間を縫いながら気持ちよく滑り、行きの入渓地点の少し先の林道にでる。

13:20 駐車場に到着。

月夜野インター近くの遊神館という温泉に入って帰った。

 

西ゼンを滑りたかったが来年に持ち越し!
こういう状況での山行はすごく楽しかったという思い出にはならないが、
いろいろ勉強になる。