アルパインクラブNPOさいたま

当会はアルパイン系の登山を中心とする山岳会です。

〒364-0033 埼玉県北本市本町7-161

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活動

2013年7月27日 東黒沢

○日時:平成25年7月27日(土) 雲
○場所:谷川・東黒沢(スライドの滝まで) 沢登り
○参加者:牧野さん(L)、ミッチー、丙ちゅう
○行程:
北本市役所(6:30)~白毛門登山口駐車場(9:10ー9:30)~
ハナゲノ滝~白毛門沢出合~スライドの滝(11:30ー12:00)~
遡行したコースを下降~白毛門登山口駐車場(13:45~14:00)~
日帰温泉(14:20ー15:00)~北本市役所(18:15)

白毛門登山口駐車場に到着。ハーネス等を着けていると、黄色のライフジャケット7人組み、キャニオリングツアー客が通って行った。皆、ハイテンションである。
こちらは、昨日の雨による増水と天候が悪くなるのではないかとの心配で、行けるとこまで行き、早めに下ろと言いながら、出発。
5分で、入渓。丙ちゅうは、今年2会目。ミッチーは、2年ぶり初入渓です。やはり、沢は楽しい!

ゴーロを遡行していると、登山道を登って来た、7入組が沢に降りて来て、水遊びを楽しんでいました。
7入組みを抜き、ナメや釜のヘツリ、小滝を登り、ハナゲノ滝に到着しました。
ハナゲノ滝

ハナゲノ滝

滝からのマイナスイオンを楽しみなかわら一本を取っていると、またまた7入組みが到着しました。また、ハナゲノ滝右岸の高巻きを15入組みのキャニオリングツアー客が下って来ました。
ハナゲノ滝は、高巻きしましたが、一段目は滝脇を登り、高巻きに出るルートもありました。
小滝と釜の連続を楽しみ、二股の白毛門沢出合に着きました。白毛門沢の滝は、水量が多く大迫力でした。
右に曲がり、心配していた天候は青空を覗き、気持ち良いく遡行を続け、三段のスライドの滝に到着しました。

スライドの滝

スライドの滝

滝上には、ナメが続いていましたが、滝は余り無く、下降することを考え、
ここで昼食を取り、下降することになりました。

スライドの滝上のナメ

スライドの滝上のナメ

昼食後、初めて懸垂下降のため、木立にロープを巻く、実践訓練をしました。
セルフビレーを取らずに作業するなど失敗しながらでしたが)
帰りは、左岸・右岸のどちらが歩き易いかできるだけ先を見越しながら下降しました。ハナゲノ滝は、右岸を高巻きし、その下の滝も、右岸を高巻きしました。
少し沢の中を下り、左岸側の登山道を下り、駐車場に着きました。途中、沢を渡渉した所では、キャニオリングツアー客が行水していたり、午後の部なのか、キャニオリングツアー客が100人とすれ違いました。キャニオリングは、大ブームみたいです。ハナゲノ滝の上と、その下の滝の下に、キャニオリングができる滝があります。次回は、キャニオリングをしながら、下降も楽しいと思いました。帰路、谷川温泉の日帰り温泉に入ると、雷がなり雨が降り出しました。入渓中に降られず良かったです。東黒沢は、キャニオリングツアー客が多いので、9時前に入渓した方が良いと思います。牧野さん・ミッチー、お世話になりました。沢は楽しい。毎週、沢にいきたい(^0^)/

2013年7月6,7日 三つ峠クライミング合宿

アルパインの上野、牧野、岡田、はるか、クライミング教室仲間のみさこさん、ジュンちゃん
+立教、法政の探検部で三つ峠に行ってきた。

6日の夜7時に北本に集合し、三つ峠の登り口へ。
この日は10人で宴会。

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若者の飲み会はどんなもんなのか、という声から、なぜは「ホウレンソウゲーム」をみんなでやる。笑

これが案外盛り上がり、山手線ゲームなどやりながら
罰ゲームに日本酒を飲むという若者ノリ?な宴会となった。

13時就寝。

7日、5:30に起床しもそもそと朝ごはんを食べ、三つ峠山頂付近まで登る。
7:30には岩場を見下ろす山荘に到着。なかなかはやいペースで登った。
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8時前にはクライミングを始めることができた。
まず東面フェースの地蔵ルート 左、右フェースの観音ルートを牧野、はるかでリードしトップロープを設置する。
そして大学生組は順番にそのあたりを登る。
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11時すぎ、上野・法政のもい、はるか・立教のかっちゃんはマルチに挑戦。
かっちゃんももいもマルチははじめて。
ロープワークは一通り教えたがやはり苦戦していた。

上野、はるかともに第一バンドまでは右フェースの第一バンドまでは一般ルート左をいく。

2ピッチ目は上野ペアは十字クラック、
はるかペアは混んでたので直上する乱気流というルートへ。
私の方はかなり苦戦してしまい、かっちゃんには悪いことをしたなあと思う。
もう少し余裕をもって登れるようにならなければ!

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もみじおろしを登るもい

3ピッチ目の取り付きで上野・もいペアを見つける。
彼らはもみじおろしを登っていた。
面白そうだったが、2ピッチ目で精神的にも肉体的にも疲れていた私はⅢ+のクラックを登る。

頂上からの景色は最高だった。苦労して登っただけに気持ちよかった、
と言いたいところだが、2ピッチ目のせいでまだドキドキしていた。
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三つ峠にはびっくりするくらい多くの大学山岳部が練習に来ていた。
その中に立教山岳部の知り合いもいて、またまたびっくりした。

山岳部のように、今度はテントを持って何泊か泊まって練習したいと思った。

2013年6月23日 岩トレin日和田

日和田アルパインクラブの上野、牧野、かとちゃん、岡さん、はるか
+はるかの探検部仲間で日和田へ行ってきた。

私たちの会はよく藤坂ロックガーデンに行っていたが、藤坂は5月の滑落事故以来閉鎖している。

そこで最近は日和田にちょくちょく来ている。

立教大学探検部の岩・沢を率いる私としては、合同練習は一石二鳥だ。
自分も挑戦系のクライミングを楽しみながら後輩指導を手伝ってもらえる。

学生組は立教、法政、早稲田の探検部だが、どこも1年生の外岩デビューだった。

トップロープを全部で5本ひき、登りまくった。

基本的には男岩でトップロープで練習をした。

日和田2

松の木ハングを上野がリード。昔より簡単に登れるようになったと言っていた。
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女岩のハングは前日の雨で午前中は濡れていたが、午後は快適に登れた。
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みんなで挑戦して盛り上がっていた。
早稲田の4人はほぼ丸一日ここに費やしていたように見えた。

法政の2人もビレイを交代でしながら登っていた。初の外岩ながら粘り強く登っていた。
粘りすぎてビレイヤーが疲れていた。笑

立教の4人も楽しんでいたようだった。
日和田

天気が良くてよかった。
その割に他のパーティーも少なく、さらによかった。

日大の山岳部も10名くらいで来ていた。

16時くらいから再来週に三つ峠へ行く組でマルチの練習を開始。
男岩の南壁を無理やり2ピッチに切ってロープワークを確認した。

日和田は私も初めてだったが、岩が固くていいと思った。
マルチの練習ができないのが残念だが、大勢で練習しに来るにはいい岩場だ。

再来週の三つ峠が今から楽しみだ。

2013年6月1,2日 小川山クライミング合宿

アルパインクラブの上野、牧野、岡さん、はるか
+クライミング教室仲間のみさこさん、じゅんちゃん夫婦の計6人で
小川山にマルチピッチの練習に行った。

 

岡さん、みさこさん夫婦ははじめての小川山。廻り目平キャンプ場からの景色に感動していた!

前夜発でキャンプ場に着き、1日の朝8時からガマルートへ。

 

上野・じゅんさん、はるか・みさこさん、牧野・岡さんの3ペアで続けて登りだす。

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2ピッチ目は長いしすっきりしているし楽しい

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3ピッチ目。上部のハングがやや難しい。

 

じゅんさん、みさこさんは初のマルチだったがスムーズに登り頂上へ。
シングルロープを結び、50メートル懸垂一回で地上へ降りる。

この日はまだまだ元気で、テント場に戻り、昼食をはやめに済ませ、屋根岩2峰南陵レモンに挑戦。

 

午前中と組み方は同じで行ったが、みさこさんが2ピッチ目のあまりの高度感に途中撤退。

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左の写真の奥からちょっとこわいトラバースがはじまる。

 

その後は上野・はるか、牧野・じゅんさんで組み直し、頂上を目指す。

日没ぎりぎりになるが登り切り、同ルート懸垂。

 

夜は枯れ木を集め火を焚き宴会^O^
三浦さんもエベレストで食べたらしいね~
とか言いながら手巻きずしを食べ、酒を飲み、夜は更けてゆきました。

 

2日目は上野・はるかはあみだくじルートへ。

牧野、岡さん、みさこさん、じゅんさんはガマルートでスラブの練習。

上野・はるかは小川山は3,4回目。昨日登った2ルートは以前登頂済みだった。
あみだくじルートは2人ともはじめてだ。
アプローチはわかりやすく、すんなり取り付きまでは行く。

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あみだくじルート取り付き

やはり昨日の2ルートより全体的に難しい印象だが、
前後にほかのパーティーもおらず気持ちよく登る。
計5ピッチのルートでトラバースやクラックが続く。なるほどこれであみだくじか!

4ピッチ目を終えてると、最終ピッチが見える。

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最終ピッチを前にビビる2人。
ピンもなく、すべてナチュラルプロテクションで登らなければならない。

とりあえず5メートルの懸垂を終え、近づいてみる。
…あれ、ちょっと登れそうに見えてくる。

というわけで登ってみる。
やはりカムはまだ信用できず、少し怖い気持ちで登ったが、頂上までたどり着くことができた。
今度はもう少し余裕をもって登りたいものだ。

午後1時にテン場に集合し、お昼。
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2日間とも天気が良く、楽しい小川山合宿だった。
はやくまた行きたいなぁ。

 

2013年5月3~5日 ツールド白馬

メンバー 牧野、清水、はるか、司

 

ゴールデンウィークは、4日猿倉から白馬主稜を登り、白馬山荘泊、
5日柳又谷の源頭を滑り雪倉岳に出て、蓮華温泉に滑り込む。
6日は白馬大池に登り返し金山沢を滑って猿倉に戻りました。

4日の午後天気が崩れましたが、あとは晴天に恵まれ楽しい雪山でした。
大学4年の5月の白馬合宿で長いスキー板を背負って白馬主稜を登り、大雪渓を滑った懐かしい日々を思い出しました。

3日夜、猿倉駐車場で仮眠し、4日早朝、主稜に向かい猿倉を出発。
白馬尻に向かうが、すでに何パーティーかが主稜に取り付いているのが見える。
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8峰へはアイゼンを付けずに登るが、最後の方が急になり、付けてくるべきだったと反省。
その後、雪稜はうねうねと狭くなったり、広くなったり、急になったり、緩くなったりしながら高度を上げていく。
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頂上直下の雪壁の下で順番待ち1時間。10mほど上がった所に確保支点を作り、はるかトップで登攀開始。
最後の部分は右から回り込むようにして頂上へ抜ける。
頂上は猛烈な風雪で、急いでロープをしまい、山荘まで駆け下る。

頂上での写真は5日の朝撮った。
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5日は、雪が緩むのを待ち、8時山荘前から柳又に滑り込む。

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柳又は私たちだけの別世界だったが、緩い傾斜の斜面に雪が少し乗っており、滑りが悪く苦労する。
柳又が左へ大きくカーブする所から鉢ケ岳とのコルに登りかえす。
そこから鉢ケ岳の東斜面を斜滑降で雪倉避難小屋まで進む。雪倉に続く尾根をスキーを背負って進み、頂上へ。

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そこから、蓮華温泉までの大滑降が待っていた。蓮華温泉到着16時。
掘り出されたばかりの露天風呂に入り、至福のひと時を過ごす。
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6日は、白馬大池まで登り返し、栂池に下る仲間と別れ、我々は小蓮華岳方面に更に登る。
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天候はどんどん悪くなり、稜線に着いた時にはとうとう雪が降り出す。
急いで滑降の準備をし、勇躍金山沢の大斜面に飛び込む。
1時間ほどで大雪渓に降り立ち、後は二日前に通った猿倉への道を戻る。
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猿倉の駐車場までスキーで滑ることができたが、猿倉では本降りの雨となっていた。